こうちぼにゅうのかい

高知母乳の会
第4号
発行日

2004. 2. 11
編集長
編集
:松枝睦美
:浜田康生
:橋田郁子
:竹内喜美恵
:岸田佐智
発 行:高知母乳の会 
会 長:福永寿則
事務局:田村こどもクリニック
〒783−0006高知県南国市篠原111−3
TEL088−863−0723
 
 2003年11月16日国立高知病院2F地域医療研修センターにて、第2回総会と講演"絆をつむぐ密着育児〜なぜ母乳育児支援が必要なのか〜"をテーマとして、岡山のサンクリニック院長 山縣威日先生(日本母乳の会運営委員)からお話いただきました。

 山縣先生は、新しい「いのち」の芽ばえは、母と子、父と子の出会いが始まること、人生の大切な一ページの始まりであること。そして、全ての出会いをいつくしむことをモットーに、自然分娩、同伴分娩、カンガルーケア、そして、母乳育児は自然なものとして捉え、先生の日々の実践を中心に、母と子の本質に触れる心あたたまるお話をしていただきました。

 お母さん方、そして産み育てにかかわる方々もお話に山縣威日先生引き込まれるひと時を過ごしました。


高知母乳の会講演会・総会から 報告「書記局から」●●●

『高知母乳の会』と出会っての一年

 助産師 竹内 喜美恵 

 高知母乳の会一周年、おめでとうございます。
 今回「書記局」からという事で、うけたまわりましたが、荷が重すぎましたので、「私にとってのこの一年」ということで、話させていただきます。

 嬉しかったこと…母乳のことを遠慮なく話し合える方とお知り合いになれたこと  
個人ではなし得ないことが、集団という力で出来るようになれた事。母乳を熱く語る産科医、小児科医に新しく出会えたこと
 励まされた言葉…「自分の意志と努力で自然分娩に取り組んだお母さんは、ごく自然に母乳育児を選ばれています」という助産師の体験談
 「子どもには母乳権とも言える母乳を与えられる権利がある」という産科医の言葉

 私からひとつだけ提案したいことがあります。
 今、「高知母乳の会」も『母乳育児推進』という言葉をスローガンのように使っておりますか?
 この言葉を、より事実に即して変えていただきたいと思います。たとえば、「母乳育児の復権」とか、「母乳育児の復興」とか「母乳育児のやり直しを!」とか「母乳育児の再出発」とか、とかとか…。私はその方が、気持ちにぴったりとくるのですが、皆さんはいかがでしょう?

目次
報告
報告
おっぱい今昔「聞き書き」
定例会等の行事予定
原稿募集
母乳育児セミナーのお知らせ

3号より続き

「母乳育児を成功させるための10カ条」(ユニセフ・WHOによる共同声明)

6.医学的な必要がないのに母乳以外のもの,水分,糖水,人工乳を与えないこと
7.母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中 24時間、一緒にいられるようにすること8.赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるままに授乳をすすめること
9.母乳を飲んでる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと
10.母乳育児のための支援グループを作って援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること

4−1

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