こうちぼにゅうのかい

高知母乳の会
第11号
発行日
20061218
編集長
編集
:河野
:今村
:浜田
:藤原
発 行:高知母乳の会 
会 長:福永寿則
事務局:田村こどもクリニック
〒783-0006
高知県南国市篠原1459-1
TEL088-863-0723

第9回高知母乳の会総会・四国交流会・講演会を開催 ●●●


 11月12日高知医療センター・くろしおホールで第9回高知母乳の会総会・四国交流会・講演会が開催されました。今年は、四国各県からもたくさんの御参加を頂き、活気にあふれる総会でした。





 講演は、『おっぱいの宝箱』〜続けること、こだわること、楽しむこと〜熊手麻紀子さん【母親・「どうする?日本のお産」代表】 よりたくさんの宝を頂きました。公演内容の一部を紹介させて頂きます。




 私がやっている事は、10ヵ条のうちの10番です。母乳育児サークル9年目です。母乳だけで育てているお母さんだけじゃなく、ミルクでおっぱいしているお母さんも居ます。大概抜けるのですが、私のサークルは何故か抜けずに0歳から9歳のお母さんが居ます。0歳も9歳も悩み心配事は一緒でした。大きいこどもを育ているお母さんもあんな事があった、かわいかったなーetc思い起こします。
 母乳育児サークルは、母乳をのませている母だけじゃなく、小学生の母も分け隔てなく集まれる場を作り、なるべく専門家を呼ばない。医師、助産師が居たらみんなが質問して聞いてありがたがって帰るだけ、選択肢がそれだけになる。一つひとつの悩みに対して、みんなの色んなアドバイスから自分にあったものを取り入れる。失敗してもあの先生が言ったと人のせいにすることなく、自分の責任。えらい先生からの言葉より、お母さんから出る言葉がすごく力になる、次に来るお母さんを励ます事が出来たと喜べる、そこを大事にしたい。助産師には1年2年3年後の母子の成長を継続して見て欲しい。1週間、1カ月だけでなく、長〜く長〜く、逞しくなって行くお母さんを見て欲しい。



 東北は、産科が次々閉鎖されて産む場所がない。医師が居ない。お産が集中している所では、話を聞く状況じゃない。産後ケアを受けられない、遠過ぎて病院に行けない。お産の情報が出ていて、やってみたいが受け皿がない。働いている人も、産む人も我慢して、我慢して。解決できない。医師、助産師が増えるわけじゃないけど何か出来る人集まって・・・内科医、産科医、助産師、保健師、学校の先生、一般の方etc集まった。医学生にお産を見せない、お母さんが断る事が増えている。帝王切開しか見ていないと話す。研修医が、外科や内科を回って僕たち、産科が一番ありがとうって言われないんです。男で居心地悪い」先輩産科医は忙しすぎる。これじゃ産科医めざせない。「先生、夜遅うてすんまへんな〜」と言われた。久しぶりに聞いた・・・また頑張る気になったよと話す産科医。先生、そんな事でごめんねと思った。モラル、礼儀のないお母さんが増えている。

目次
総会講演会報告
総会講演会報告
総会講演会報告
イベント報告
イベント報告
行事予定・お知らせ


 ◆ 四国交流会◆◆


愛媛の母乳・出産・育児”
演者:戸田さん (産婦人科医)

香川の母乳・出産・育児”
演者:堀田さん   (NPO法人子どもの虐待防止ネット)

高知の母乳・出産・育児”
演者:福永さん(産婦人科医)

徳島の母乳・出産・育児”
演者:坪内さん(助産師) 


それぞれの現状、今後の課題など聞かせて頂きました。



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