こうちぼにゅうのかい

高知母乳の会
第30号
発行日
2010.8.9
編集長
編集
:藤原
:石田
:細川
:高橋
発 行:高知母乳の会 
会 長:福永
事務局:田村こどもクリニック
〒783-0006
高知県南国市篠原1459-1
TEL088-863-0723

●●定例報告会●●

7月3日(日)、高知ファミリークリニックで定例会が開催されました。今回は、「母乳育児と歯並びについて」というテーマで、みもと歯科医院の味元義生さんにお話をうかがいました。お子さん連れのお母さんの参加もあり、和気あいあいと楽しい雰囲気の中での定例会となりました。今回お話ししてくださった味元さんから定例会の内容やコメントをいただきましたので、以下にご紹介いたします。 
 
 先日、母乳の会で母乳育児と歯並びについてという演題で講演させていただきました。内容は、いつもの虫歯予防の話から、歯並びについての話など、2時間持たせることが不安でしたが、活発なご質問もあり、盛況で終わり安心しました。虫歯予防の話は、毎年田村こどもクリニックでお話させていただいてる内容と同じですが、最近、いろいろな病気や、性格までもが食べ物によってかなり影響されるということを勉強しまた。そのことを少しでも 皆様方にお伝えできたのではないかと思います。
 体の細胞は、約2年間ですべて入れ代わるといわれています。その細胞のすべては食べ物によって作られます。つまり、健康な体をつくるのも、病気をつくるのも食べ物によってできるともいえます。もちろん、虫歯や歯周病も食べ物が原因でおこる病気ですから、食べ物の改善なくして治ることはありません。これは歯の病気だけでなく、糖尿病や高血圧、がんなどの生活習慣病も同様のことがいえます。さらに、最近ではうつ、や自律神経失調症、統合失調症といった精神的な病気の一部も一部の栄養欠陥が原因ということがわかってきました。きれる若者や、学級崩壊をおこしている生徒も食べ物にも原因があるようです。もっと詳しく勉強したい方は幕内秀夫先生の本や、溝口徹先生の本をお読みになってください。うちの歯医者にもおいておきますが、田村こどもクリニック、ファミリークリニックにもおいておくようにしますので、詳しくはお読みになってください。幕内先生は、砂糖、油、輸入小麦が体によくないといっています。特に、菓子パンなどに多く含まれているので、注意が必要です。若者で問題になるのが、清涼飲料水とスナック菓子です。大量の砂糖と油の摂取となるのでこれも注意が必要です。
 砂糖を大量に含む清涼飲料水を習慣的に飲んでいると、すぐに血糖値が上がってそれを下げるために、膵臓からインシュリンが分泌されます。しかし、毎回インシュリンが分泌されると膵臓もその機能が麻痺して今度は低血糖症になってしまいます。低血糖は体にとって危険な信号ですので今度はアドレナリンが分泌されます。アドレナリンはご存知のように興奮したときに分泌されるもので、イライラと攻撃的になり感情のコントロールが効かなくなります。このあたりのことは、溝口先生の本や、新宿溝口クリニックのホームページにも出ていますのでご参考にしてください。 

 


目次
定例会報告
定例会報告
四国交流会の感想
今後の予定



☆☆お知らせ☆☆
高知母乳の会で、こんなことを知りたい、話し合いたい、分かち合いたいというご意見・アイデアをお待ちしています。また、定例会や会報に対しての感想、要望なども宜しくお願いいたします。@メールbonyukaihomail.goo.ne.jp(母乳会報@〜)(会報:藤原)まで送信を宜しくお願いいたします。送信の際は、お名前と職業、連絡先のご記入を宜しくお願いいたします。

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