こうちぼにゅうのかい

高知母乳の会
第32号
発行日
2010.12.15
編集長
編集
:藤原
:石田
:細川
:高橋
発 行:高知母乳の会 
会 長:福永
事務局:田村こどもクリニック
〒783-0006
高知県南国市篠原1459-1
TEL088-863-0723
●●総会・講演会報告●● 
 10月31日(日)に、高知会館にて第17回高知母乳の会総会・講演会が行われました。
 講演会は「出産直後の母と子に必要なこと必要でないこと」というテーマで愛媛県立中央病院総合周産期センター長の野田さんから、そして「家族と共にある母乳育児」というテーマで愛媛県立新居浜病院看護師長で助産師の栗林さんからお話をうかがいました。
 野田さんからは、平成20年に愛媛県立中央病院が赤ちゃんにやさしい病院(BFH)に認定された経緯もふまえて、お産・育児は本来自然なものであり、必要な医療介入もあるけれど過度の医療介入が難産や人口栄養児をつくることがあるという警鐘をいただきました。医療者のための医療ではなく、母子にやさしい医療を目指し、日頃から必要な介入と必要でない介入を十分検討することの大切さを改めて痛感しました。
 栗林さんからは、ご自身が母乳育児をやむを得ず中断した経験から母乳育児支援を志したことを涙ながらにお話くださり、家族を含めての母乳育児支援の大切さをお話下さいました。野田さんと同じく愛媛県立中央病院でBFH認定のためにどのような取り組みがなされてきたのか、母乳率の推移とともに具体的にご紹介いただき、病院スタッフの方々の努力と工夫がよくわかりました。また、母乳育児支援は母親に向けてだけではなく、父親や祖父母からの理解が必要で、そのための具体的な取り組みも紹介していただきました。
 今年は、高知県助産師会との共催で「いいお産の日」のイベントの中で総会・講演会が開催されました。午前中は、「私が語る妊娠・出産・育児」というテーマで母親・父親・祖母の立場から経験や想いを語っていただき、文化人類学者の吉村さんをお迎えしてのディスカッションを行いました。また、お昼のサービスタイムでは胎児心音聴取やマタニティヨーガ、赤ちゃんの計測や足型とり、相談コーナーやお父さんの妊婦体験コーナーも設けました。イベント全体の参加者は、111名で、妊婦さんや家族連れの参加もありました。託児スペースもあり、お子様連れでもゆっくりと講演を聴いていただくこともできました。
 学生ボランティアの方々にも多数参加していただき、ご協力いただいた皆さんのお陰で無事に開催することができました。本当にありがとうございました。

目次
総会・講演会報告
総会・講演会報告
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今後の予定



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