●●学会・シンポジウム報告●●    中島さん(母親)


 夏休みにラ・レーチェリーグ第三回エリアコンファレンス2011コミュニュケーション技術学習会ジャルク第30回母乳育児学習会in大阪に行ってきました。

まず、印象深くハッとしたことは、
「正しい方、良い方に導こうとする関わりや言葉がけより、愛情あるまなざしで見つめられることの方が心地よい」ということでした。
 私はついつい、母乳に関する正しい知識をお伝えしようと情報を与えていたのですが、私は助産師でも産婦人科医でも保健師でもないただの母親であるというのが少しひっかかっていました。
相手が私のことを信頼してくれてないのでいうことを聞いてくれないと落ち込むことが多々ありました。

 今回のジャルクの学習会では、「母乳育児支援にかかわる支援者同士がつながっていくためのコミュニケーションスキル」が私の悩みを解決してくれるヒントを与えてくれたような気がしています。
 支援者間での相手が「間違っている」という視点を見直し、一貫した支援を行うために会話において大切なポイントを学ぶことを設定した時間でした。
 相手に「問題」があるという思いこみでは相手は変わらないし、こちらの情報も伝わらないことが多いそうですがどうでしょうか?
 まず、相手の考えや感情をちゃんと聴けているのか、自分の聞き方について振り返っています。
 母乳についての正しい知識を持っているのは支援者で、こちらの方法を勧め、言うことを聞かせようとする?と指示通りに授乳する、指示待ちの母親になるそうです。
 母親が自分で解決できるようなスキルを用いたコミュニケーションをして、また、支援者同士が自分の支援の矛盾に気づくような会話の仕方の例文を聞いて、これを実践してみようと思ったのでした。

 私を崇拝してもらいたいのではないな・・・、育児を一緒にたのしむお友達が増えることを願って、笑顔がステキな子どもが増えることを願って、これからも歩んでいこう・・・。












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