坐薬の種類と使い方

・吐き気止め(五苓散坐薬) 当院で作っている漢方薬の坐薬です。一度使用したら最低6時間、間をあけてください。胃腸の具合が悪くて吐くときはできるだけ早く入れてあげてください。

・熱さまし(アルピニー坐薬) 熱が39度以上になれば使用してかまいません。但しひきつけを起こした事のある人は、38度5分以上です。一度使用したら6~8時間は間をあけてください。(アルピニー坐薬100mgは、体重10kg以上で1個。200mgは、体重20kg以上で1個です。)病気を治す為には解熱剤はできるだけ使わない方がよいのですが…。

・けいれん止め(ダイアップ坐薬) ひきつけを起こした事のある人は、38度5分を越えたらまず、けいれん止めを入れます。そして30分後に熱さましを入れます。けいれん止めは1日1回の使用で続けて最初の2日までにしてください。1回目と2回目の間は最低8時間あけてください。

・抗生剤(エポセリン坐薬) これを使用した時には抗生剤の飲み薬はすぐ飲まないで、指示された時間になってから飲んでください。(但し15分以内に排便した場合で、坐薬の再挿入ができない場合は抗生剤の飲み薬を飲んでください)熱の原因が細菌で、吐いたり、薬をきちんと飲まない子の場合にはこれを使います。

使用上の注意

 1.坐薬は体重によって入れる量が違います。決められた量を守りましょう。

 2.坐薬を入れてすぐ排便した場合(15分以内)は、もう一度入れてください。

 3.保管は冷蔵庫で、1~2年ぐらい保存ができます。