クリニックだよりNo.50
“母乳を飲ます、母乳で育てる”というごくあたりまえのことが、今できているお母さんは30%から40%しかいません。 お母さんも90%以上の方が”母乳で育てたい”と思っており、”赤ちゃんに優しい病院(BFH)”や助産院で生まれた子は80-90%母乳栄養で育てられているのに、一般には母乳育児ができていないのはなぜでしょうか? 母乳育児には様々なトラブルや心配事が伴うのですが、お母さんがそれらにひとりで一生懸命対処しているのが実状です。 母乳育児はうまくいけばだんだん楽になりますが、生まれてすぐの段階で、誰も頼る者がなく、誰も教えてくれず、母乳育児をあきらめているおかあさんのなんと多いことでしょうか。 しかもこれらのあきらめているお母さんのほとんどは”私の母乳は出ない”と悲観しています。 お母さんを援助するはずの医療従事者(医師・助産婦・看護婦)も母乳に関しては口をつぐむ者が多く、お母さんはますます母乳から見放されてしまいます。 そこでこのたび母乳育児を実践し、援助している医療関係者、および母乳育児が大切と思っている一般の方々が集まり、【高知母乳の会】を結成することになりました。 会長は2002年8月、四国で始めて”赤ちゃんに優しい病院(BFH)”と認定されたくぼかわ病院産婦人科・福永先生です。演者・山内先生は日本で初めて”赤ちゃんに優しい病院(BFH)”と認定された国立病院岡山医療センター小児科の方です。 場所は少し遠いのですが、”眼からうろこ”の話があるはずです。 また当日はくぼかわ病院の母乳育児支援の取り組みのポスター展示もある予定です。皆様にも講演会に参加され、【高知母乳の会】の会員にもなっていただきたいと考えています。 よろしくお願い致します。 |
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1.日時: | 2002年11月16日(土) 午後3時から設立総会、午後4時~5時30分記念講演 |
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2.場所: | 高知市朝倉 国立高知病院2F地域医療研修センター | |
3.講師: | 山内芳忠 先生 国立病院岡山医療センター 小児科 | |
座長: | 森下一 先生(国立高知病院院長) | |
4.テーマ: | 「母乳育児---母子から家族、そして社会へのメッセージ」 | |
5.入場料: | 500円(スポンサーなしの会ですので、御協力お願いします) | |
6.問合せ先: | 南国市篠原111-3 田村こどもクリニック内【高知母乳の会】事務局 | |
TEL088-863-0723、FAX088-864-3745 | ||
メールアドレス:tamkocli@mb.inforyoma.or.jp | ||
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【高知母乳の会】設立呼びかけ人(五十音順・敬称略) 浜田康生、浜脇弘暉、福永寿則、森下一、山本研吾 (以上産婦人科医) 澤田敬、田村保憲、浜田義文 (以上小児科医) 岸田佐智、久保道代、小松あさみ、嶋岡暢希、竹内喜美恵、千浦淑子、橋田郁子、弘田恵子、正木紀子、松枝睦美、松下厚子、光本朱實 (以上助産師) 堅田郁子(保健師)、山崎亜希(育児サークルおっぱい委員会)、杉村真一(高校教員) |