NO.121 ~ 2014・12  ~ 前のページ   次のページ  index  top
師走に入り、街中も賑わいをみせるこの時期。 今年もあっという間の一年でしたが、皆さんはどうでしたか? 気忙しい年末ですが、これから寒さも本格的になってきますので、 くれぐれも体調管理には気をつけましょう。


~年末・年始の救急のかかり方~
“急に熱がでた・吐いた・せきが止まらない・下痢している”などなど・・
子どもは突然体調をくずします。
しかし、その都度慌てて病院に受診しなければならないのでしょうか? 動かず一晩自宅で安静にした方が良い場合もあります。 まずはお子さんの容態を観察してみることも必要です。

こんなときは受診を!

  1. 意識がおかしい・・・激しい嘔吐や40℃以上の発熱(けいれんや呼吸が止まる前ぶれの可能性あり)

  2. けんれんが止まらない・・・長い時間のけいれんや一晩に2回以上のけいれん

  3. 呼吸が非常に苦しい・・・喘息発作などがひどく横にもなれない、食事も摂れない

  4. 血が止まらない・・・怪我や鼻血はもちろん、真っ赤な血のような便
    また、3ヶ月未満の赤ちゃんの発熱・顔色が悪い・ 声をかけても反応がない・吐き続けて止まらない・頭痛をともなった嘔吐・肩で息をする・けいれんが起きた・薬の誤飲・・など。




◆具合が悪くなった時、今診療している医療機関を紹介してほしい!

年中無休の24時間体制で、患者の場所や症状に応じて医療機関を紹介
(一財)高知県救急医療情報センター
電話番号 088-825-1299




★冬場の室内環境は?


冬場の室内温度は20℃前後が適温とされています。温めすぎに注意しましょう! 気温や室温に合わせて洋服を脱ぎ着することも大切です。冬場は空気が乾燥しウイルスが増殖しやすいので、 加湿をすることは鼻や喉の粘膜を乾燥させないという意味で、風邪予防にも繋がります。 しかし、加湿のしすぎはカビを発生させる原因になるので、ご注意ください。(洗濯物や濡れタオルを室内に干すだけでも充分です)
 また、就寝時のお子さんでは、寝冷えより布団のかけすぎに注意しましょう。 赤ちゃんやお子さんが布団から出てしまうようなら暑すぎる証拠です。


ポイント!
  1. 暑さ、寒さはお子さんの様子や汗のかき具合で判断
  2. 暖房は温度20~23℃、湿度40~60%が目安(温湿度計の活用)
  3. 湿度調節で風邪予防



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*田村こどもクリニック*
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