NO.139~2017・10~ 前のページ   次のページ  index  top



 朝夕は肌寒さを感じるようになり、日に日に秋の深まりを感じます。実りの秋です!美味しい食べ物がたくさん出回り食欲がそそられますね。 また行楽シーズンです!家族みんなでお出かけしませんか?



今年も行って来ました!!第27回日本外来小児科学会 in 三重

9/1~9/3は、年に一度開催しています”日本外来小児科学会“に、今年も先生を含めたスタッフ全員で参加してきました! 今年は三重県津市で開かれ、各スタッフ飛行機やバス、また自家用車でと、各自会場へと向かいました。 全国から小児科医や薬剤師、医療に携わるコメディカルスタッフが集まって開催される学会で、 当クリニックは日常の業務の向上を図るため毎年参加しています。(10/12(木)の保護者講座でご報告させていただきます)


お腹の病気
これからの季節には「お腹が痛い!・下痢している!・吐いている!」子どもが多くなってきます。たいていはウイルス性胃腸炎。 子どもが“お腹が痛い!・びちゃびちゃウンチが出た!・ゲー(嘔吐)した!”となれば親としては心配ですが、ウイルス性胃腸炎は、 安静にして栄養も摂れる状態ならほとんどは自然に治ってきます。

嘔吐している・・
「何回も吐いてます!」と受付でお母さん。その後の聞き取りで、「子どもが水分を欲しがったんであげました・・で、また吐いて」と。 吐く時は水分や食物を与えてはダメ!吐くのを繰り返すことで胃が荒れてしまうことに。 また、低血糖脱水症状が起こり点滴が必要になることにもつながります。吐くときは動かさずに、お腹を温かくしてじっと寝ていましょう。 吐き止めの坐薬があればすぐに入れてください。

下痢している・・
下痢だけならそのうち治ります。身体は回復しなければならないので、子どもは欲しがりますが欲しがる量より少なめ少なめに食べさせてください。 欲しがるだけ食べさせると嘔吐して逆もどりになることがあります。

水分や食べ物は?
★嘔吐しているときは水分はダメ!(与えない)
★与える順番としては・・①糖分(低血糖を防ぐため)②薬服用 ③食養生
★吐かなくなってから温かめの水分を(一口ずつ様子を見て与えていくこと)
(市販のスポーツ飲料は甘すぎるので、少し薄めて)
★脂っこい食事は禁物!! 胃腸に負担のかからないもの(おかゆ等)を!

対策・予防策としては?
患児の吐物や便に触れないようにすること、素手で処理した時は流水でよく手を洗うこと
★吐物・便の処理は使い捨ての手袋を使用 (飛沫感染防止のためマスクを)
★消毒液は塩素系が良い
★手洗い予防は・・完全には防げないが、少しは効果あり



排泄物の後処理に~消毒液の作り方~







まず、500ミリリットルのペットボトルに、水を半分くらい入れておきます。
そこへ、原液10ミリリットルを入れます。
最後に水を加えて、全体を500ミリリットルとします。



ふたをして、よく振って混ぜ合わせてください。
















前のページ   次のページ     もくじ     トップ

*田村こどもクリニック*
http://www.tamkocli.or.jp

  Copyright(C) TAMURA Kodomo Clinic.