藤 NO.1532021・05 前のページ   次のページ  index  top

 新学期が始まって一カ月が過ぎ、日常生活にも慣れてきた頃でしょう。 GWも昨年と同様で思うように遠出・外出ができなくて、静かなお休みになったのではないでしょうか?
今は家庭で“おうち時間”を楽しめる様々なグッズが出ていますね!家族みんなで一緒のことをする!それだけで子供たちは喜ぶはずです。 昔懐かしい遊びも思い出してやってみて下さい!結構面白いですよ。




マスク外してますか? 田村院長


 新学期が始まり、小学校・保育園・幼稚園の健診に行っています。
保育所・幼稚園児ではマスクの弊害(自分で着脱できない・呼吸を抑制する・言葉の獲得に支障がある・感情がわからない・表情の真似を教えられない等)が多い為、 子供はマスクをしてないのですが、小学校では全員マスクをさせています。健診は口の中も見ますので、マスクをとって診察します。
で思ったのですが、ひょっとして学校で子供の”素顔”を見るのは私だけ?・・・学校の先生は子供の顔を知っているのでしょうか? 子供の顔を知らずに会話して、教えて、褒めて、叱って、加えて家庭訪問で保護者の方と会う時も互いにマスクしているはず。
子供と親は家ではマスク無しで”素顔”で接しているはずですが、 互いの”素顔”を知らずに接している児童と先生、これは異常事態だあ!!と感じました。→→できるだけ子供には”素顔”を見せてあげて下さい。






腹痛 気をつけよう!~食中毒~

食中毒とは、原因となる細菌・ウイルスが付着した食品や、有毒・有害な物質が含まれた食品を食べる事で起こる腹痛・下痢・嘔吐などの健康被害のことです。 季節に関係なく一年中起こりやすいので日頃から気を付ける必要があります。これからの季節は食中毒が発生しやすいので特に注意が必要です!

栄養士:山崎



原因カンピロバクター・ウエルシュ菌・サルモネラ菌・腸管出血性大腸菌・ボツリヌス菌などの細菌、ノロウイルスなどのウイルス、アニサキスなどの寄生虫が付着した飲食物、 その他キノコや山菜など植物性自然毒*、フグなどの動物性自然毒を取り込んでしまうことで発症する。

・ノロウイルス・・・牡蠣などの魚介類に多く潜むが、不顕性感染者から食材を介して感染することも多い
・カンピロバクター・・・鶏肉・鶏卵に多い
・サルモネラ菌・・・鶏卵・食肉・乳製品など
・アニサキス・・・魚介類に感染・寄生
※作り置かれたカレーや煮込み料理なども保存方法に注意すること!


食中毒予防の三原則
つけない    増やさない やっつける
手洗い・調理器具の洗浄   食品の低温保存   中心部までの十分な加熱







感染性胃腸炎が流行っています!

お腹痛い 4月中旬よりクリニックには感染性胃腸炎の症状のお子さんが増えてきています。嘔吐や下痢の症状が強くでる傾向があります。
大人と比べて子どもは脱水になりやすく、また低血糖を起こしやすいという傾向があるため、子どもが感染性胃腸炎を発症した場合には注意が必要です! (嘔吐や腹痛だけでなく下痢の症状にも注目し、脱水にならないよう経過をみる必要があり)

治療…ウイルス性胃腸炎には抗生剤は効きません。低血糖にならないよう糖分補給をしながら漢方薬(小建中湯)の内服、嘔吐が続く場合は、吐き止め坐剤を使用して回復を待つこと。
食事…胃腸が弱っているので無理に食べなくてもよい。症状がおさまって食欲が出だしたら、胃に負担がかからない消化の良いもの(おかゆ・スープ)から摂取していくこと。



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