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NO.180 2025・11 |
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やっと秋到来!長かった暑さからいきなり肌寒さを感じる秋になりましたね。
気温差が大きいほど紅葉は“キレイ”だと言われていますが、どうでしょうか。
これから日がたつごとに山々の紅葉が増していくでしょう!しかし、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
秋の花粉で鼻がムズムズする、急な冷えでお腹がゆるくなるなど身体は敏感です。しんどくなる前、長引かさないようにするためにも早めに受診しましょう。
保護者講座で言いましたが…今赤ちゃんの“頭の形“が話題になっています。 頭の形を綺麗に丸くするためにヘルメットを被せる事が流行っています。 これは全国で200ヵ所以上の医療機関で実施しているとのこと。 が、本当に治療が必要な頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症)は極わずかで、これはヘルメットでは治らず手術が必要になります。 手術をしている医療機関は全国で数か所(四国には無し)、その中で手術件数が多いところは1か所だけです。 ほとんどの頭蓋変形は向きぐせによるもの(体位性)です。 私は”生まれてすぐからの腹這い“を乳児健診時・母乳教室で言っていますが、これが大切です。 突然死の可能性から寝る時は上向きですが、起きている時に肩の真下に肘を持ってきたスタイルで腹這いをさせます。 これが運動の刺激になり、腕・首の力をつけます。運動の刺激が知能の刺激になります。 そして寝返り・ハイハイが早ければ頭変形も治りやすくなります。 腹這いは股関節形成不全(股関節の開きが悪い)も予防できます。 昔は”おんぶ“して家事をしていましたが、最近は寝かせていますので向きぐせからの頭蓋変形が増えていると思います。 腹這いや抱っこを増やしてくださいね。なお、当然ですが頭の形と知能とは無関係です。 が、乳幼児は知能を運動発達(DQ)でみますので運動発達が良ければ知能も良いと判定されます。 (詳しくは母乳教室で)
ではクマは四国にいるの?
四国森林管理局(高知市)公表の、2024年度の四国内におけるツキノワグマの生息調査結果によると、
徳島県の剣山山系から香美市に至る周辺で、これまで16~24頭が生息すると推定されています。山に出かける際には念のため注意しておく必要があるでしょう。
急激に気温が下がり空気が乾燥すると、細菌やウイルスを体に入れないようにはたらく気管支や鼻の粘膜が弱ってしまいます。 これが冬場に風邪を引きやすく、感染症が流行する原因です。肌寒くなり、そろそろインフルエンザの流行もどうなるか…という時期になってきました。 インフルエンザなどの感染症が流行すると、「保育園・学校(職場)から検査をしてきてと言われた」と来院される方が増えてきます。 様々なウイルス感染症の迅速検査(鼻やのどを綿棒で擦って行う検査)は、感染・発症から一定時間(多くのものは12時間以上)が経過し、ウイルスの量が体内で増えてから行うことで正確な結果が得られます。 逆にそうでないタイミングでの検査では、偽陰性(実際は感染しているのに検査は陰性となること)となる可能性があり、症状を長引かせたり無自覚に感染を広げてしまうことにもつながってしまいます。 当院では発熱が続く場合採血での検査と各種迅速検査を医師の判断により使い分けていますが、 そんな当院での色々な検査の話を11/20(木)保護者講座でしてみようと思いますので、気になる方は必ず聞きに来てみてくださいね! 《検査技師・須賀浦》 |
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