NO.72 2006・05.26    

助産師 田村

 子供達二人の受験戦争が今春で終わり、今後は自分の好きなことをし、やりたい事をやりながら生きていこうと決め、まずは韓国へ行きたいと友人に打診するとすぐに決まり今年の4月に2泊3日で念願の韓国旅行ができました。 

4月20日(木)
 出発は滞在時間が長く取れる岡山空港を9時45分に出て仁川(インチョン)国際空港には11時25分に到着しました。前日には少し雪が降ったらしく一応コートは着ていましたが、手袋とマフラーも欲しい位の寒さでした。空港で待ってくれていたツアーガイドの孫(ソン)さんと顔合わせの後、旅行会社が手配してくれたマイクロバスでソウル市内に移動しました。人口の4分の1がソウルに住んでいるので車がとても多く常に道路は渋滞していて、さらに駐車場不足の為、路上駐車も多くて運転手さんは大変そうです。

 まずは世界遺産に登録されている昌徳宮(チャンドックン)へ行きました。ここは朝鮮王朝時代の王様の離宮です。文化財保護の為に見学はガイドツアーのみ可能となっています。日本語ツアー・中国語ツアー・英語ツアー・韓国語ツアーと分かれており、指定された時間に集まると、ガイドがそれぞれ国の言葉で案内してくれます。周りをみると200人位の日本人がいて、なんと多くの日本人が韓国へ来ているのかとびっくりしました。

 その後王妃、王様を祭っている宗廟(チョンミョ)に行き、仁寺洞(インサドン)を散策して18時頃ホテルへ帰りました。夕食は“アリラン”という店に入りみそチゲ、ビビンバ、チヂミを注文しました。チゲとは鍋のことでみそチゲはみそ汁の鍋のことです。これを注文するとご飯とおかずが5皿出てきて想定外の量の多さにびっくりして、以後滞在中は注文してから食事が来るまでの間、また沢山きたらどうしようとハラハラしていました。韓国の人いわく、ご飯と汁だけでは食べれないので
必ずおかずとキムチを付ける、ということです。

その後、明洞(ミョンドン)の露店で、韓流グッズやお土産を買い込み、23時頃ホテルに帰りとても長い一日が終わりました。


4月21日(金)
 昨日に比べ暖かい朝でした。私は多聞にもれず“韓流ファン”です。今日こそが念願のイ・ビョンホンツアーです。ドラマ“美しき日々”のロケ地(南山公園・ソウルタワー・八角亭)を巡るプランです。

 少しおもしろい事がありました。校外学習に来ていた小学生に先生が何か言った後、急に静かになりました。友人と“静かに”って言われたんだねと言っていたら、孫さんに“おしっこしたい人はいませんか?と言ったんです。”と言われ3人で大笑いしました。その後新羅免税店、イ・ビョンホン事務所前、漢江の船上クルーズ、新村レコードを周り18時ツアー終了。肩まで韓流につかりました。

 ホテルへ帰るとロビーに報道関係者がカメラをセッティングしてたくさんいます。聞くと日本の外務省の役人が来ているとのこと。そういえば竹島(独島)問題が日本を出る頃より浮上している事を思い出し、何事もないようにと祈りました。

 ひと休みして梨泰院(イテオン)へ行き買い物をした後夕食をとりました。今夜は豚肉カルビです。また、たくさん出てきました。机上はいろいろなキムチで一杯です。韓国の店では自家製のキムチをサービスで出していてキムチのおいしい店がうまい店という評判です。日本で丼を注文すると汁と漬け物がついてきます。これと似たようだと思いますが、量が半端じゃありません。その後、韓国汗蒸プラザに行き気持ちよくなって夜中0時頃ホテルへ帰りました。


4月23日(土)
 今日は14時半迄自由行動です。一般タクシーに乗り景徳宮(キョンポックン)へ行きました。ここは朝鮮王朝の正宮で韓国では代表的な宮殿です。ここでも日本語ツアーがあり、チマチョゴリを着た人が流暢な日本語で冗談を交えながら丁寧に説明してくれました。また、守門将交代儀式を運良く見る事ができ、韓国の伝統文化にふれる事もできました。そして隣りの国立民族博物館では韓国人の生活・儀式・風習、またキムチについて展示解説がされており、とても興味を覚えました。

 その後ホテルへ戻りさらにお土産を買って未練を残しながら、沢山の荷物を持ち空港へ向かいました。18時離陸し、岡山空港には19時30分に到着しました。

      

*田村こどもクリニック*
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