子供を連れて日本に来ている外国人、外国人と結婚してあっちに行ったりこちらにもどったりしている方、そんな方に予防接種について聞かれます。 　中国・フランス・フィリピン・マレーシア・朝鮮などの方に予防接種手帳を見せてもらうと、日本にはない予防接種が書かれています。 　どの国でも、三種混合にヒブワクチン・不活化ポリオ・B型肝炎を入れた6種混合ワクチンが普通にされています。ポリオは今ほとんどの国で発生してないので、世界では副作用の無い不活化ワクチンを使っているのに、日本だけが副作用のある生ワクチンをまだ使っています。 　日本では数年前から麻疹・風疹の混合ワクチン(MR)が始まりましたが、世界はとっくの前から麻疹・風疹・おたふくかぜの混合ワクチン(MMR)が2回実施されています。先進国は結核に効果がないBCGはもちろんしていません。 　日本が"先進国"と思っている外国人・日本人に、"日本は予防接種に関しては後進国だから子供の予防接種は外国でした方がずっと良いよ"と説明しています。が、情けない。 　南国市が昨年からおたふくかぜ予防接種の補助金を出してくれていますが、2才から6才までが対象で3000円の補助です。予算はたった300万円でできるのです。1機数十億円の戦闘機を1-2機買わなければ日本国中の子供におたふくかぜ予防接種ができるのですよ。 　民主党政権になって少しは変わるのでしょうか?

　インフルエンザは落ち着いてきましたが、現在、ＲSウイルスや水疱瘡が流行しています。なんといっても多いのが、おなかのカゼの感染性胃腸炎！
　吐くときは、静かに寝かせておきましょう。吐き気止め坐薬があれば、すぐに入れてください。数時間して吐き気がおさまれば、アメ・砂糖をなめさせ（低血糖を防ぐため）それを吐かなかったら、ぬくい水分（スープ・ぬくいカルピスなど）を少量ずつ与えます。
　脱水や低血糖の程度を調べるのは、まず尿です。吐いたり、下痢をした時はおしっこを持って来て下さい。