【報告事項】 9月10日(日) 第19回 高知母乳の会・定例会 所:高知市朝倉、高知ファミリークリニック 担当:福永(産婦人科医) テーマ:産科を開業して(別紙参照) 久しぶりに福永先生と御会いしました。2階の集会室は参加者(大人約30人子供約10人)でいっぱいになりました。 徳島や愛媛の会員も11.11の打ち合わせを兼ねて参加してくれました。産婦人科を開業してからの出産状況、診療所での出産の様子、病院との連携等の話がありました。乳管開通のビデオ供覧の後、くぼかわ病院・松下さんからコメント・母乳育児援助の症例の提示がありました。高知ファミリークリニックの病室・普通の分娩室・和室の分娩室・当直室などを見学させていただいき、終了しました。 9月29日(金) 第8回 高知母乳の会・運営委員会 議題 1.報告事項 11.11”どうする日本のお産? in高知”の状況、実行委員より 2.協議事項 ・ 2007年活動予定 ・ 11.12、第9回 高知母乳の会総会・四国交流会・講演会、任務分担、次第 四国交流会 司会:藤原 会長(福永)あいさつ・高知の状況報告 徳島より船戸豊子さん・徳島大学付属病院周産母子センター 香川より堀田佳美さん・NPO子どもの虐待防止ネットワーク 愛媛より戸田千さん・矢野産婦人科 熊手麻起子さん講演 座長:福永 任務分担 設営係り・受付・会計・書籍販売・託児・パワーポイント作成など決定 ・ 11.11 18:00から懇親会 幹事:岩崎 会費4000円 場所:高知市追手筋北側 “春夏秋冬” 参加者は必ず10.31までに申込んで下さい。 ![]() 【今後の予定】 ![]() 11月11日(土)10:30-16:00 どうする日本のお産? ディスカッション大会in高知 所:南国市・高知大学医学部看護棟 主催:どうする日本のお産? in高知実行委員会 後援:高知母乳の会 プログラム進行役:熊手、高知大会開催チーフ:今村 (チラシ参照) 全国で相次ぐ産科閉鎖問題がここ最近急にマスコミで取り上げられるようになりました。このプロジェクトでは周産期に関わるすべての人が集まって、立場を超えて共に知恵を出し合うディスカッションの場を作ります。医師.助産師・看護師・一般の女性、男性、教育者、母子保健、育児支援に携わる人、みんなで現状を語り合い、それぞれの問題点やニーズを知り、これから誰が何をしていくべきかを一緒に考えませんか?女性がより安全で心地いいお産をするための100の方法を探っていきましょう。(主催者より) 11月11日(日) 午後6時から 懇親会 所:高知市廿代町 ”春夏秋冬”(088-873-5567) 会費:4000円 幹事: 岩崎 FAX:088-864-3745(田村こどもクリニック) 申込み締めきり:10月30日 熊手さんをはじめ、11.11-12に参加していただく県外からの皆さんも参加されます。情報交換を兼ねて今後の母乳育児の方針を語り合いましょう。参加者は必ず幹事まで電話またはFAXをお願いします。懇親会のみ参加も大歓迎です。 たくさんの方の参加を御願い致します。ただし申込みなしの当日参加は御勘弁を。 11月12日(日) 午後2時から4時半 第9回 高知母乳の会総会・四国交流会・講演会 所:高知市池 高知医療センター・くろしおホール(チラシ参照) 四国交流会(各県の母乳育児事情) 船戸豊子さん(徳島・徳島大学付属病院周産期センター師長)、 堀田佳美さん(香川・NPO法人 虐待防止ネットワーク)、 今村朋子さん(愛媛・バースサポートふたつき) 講演会講師: 熊手麻紀子さん 今回は収容人数200人のこうち医療センター・くろしおホールをお借りしました。こうち医療センターの方にも協力していただきました。子どもも一緒に聞くことを前提にしていますが、別室での託児も用意しましたので、会員・非会員を問わず、たくさんの方と一緒に医療センターの見学も兼ねて御参加下さい。駐車場も十分にあります。 2007年 1月21日(日) 午後2時から4時 第20回 高知母乳の会・定例会 所:高知市宝永町 めぐみ保育園高知 宝永町電停を北へ入り、一つ目の辻を西に曲がり、100m程行った城見公園の南前(宝永町電停から徒歩約1分) 担当:弘田恵子さん(保育園園長・助産師) テーマ:1.保育園での母乳保育の現状・・・産休明けで入園するけど、母乳はどうしたらいいの? 2.乳幼児期からの性教育・・・性教育ってどんなことをするの?いつから性教育は始めたらいいの? 3月9日(金) 19:00から 第8回 高知母乳の会・運営委員会 所:高知市鷹匠町・県医師会館3階 3月18日(日) (予定) 午後2時から4時 第10回 高知母乳の会・総会・定例会 所:高知市鷹匠町・県医師会館3階 担当:小野川さん、河野さん(予定) テーマ:母乳関連の学会発表を聞く 5月13日(日) 午後2時から4時 第21回 高知母乳の会・定例会 所:四万十町窪川、くぼかわ病院 担当:松下さん(助産師) テーマ:四国で唯一のBFH認定病院 7月 ? 日(日) 午後2時から4時 第22回 高知母乳の会・定例会 所:高知市朝倉、国立病院機構高知病院 高知母乳の会事務局・田村保憲(高知県南国市篠原1459-1 田村こどもクリニック) TEL088-863-0723、FAX088-864-3745 e-mailアドレス:tamkocli@mb.inforyoma.or.jp ![]() 第19回定例会報告(06.9.10) 1.高知ファミリークリニックの取り組みの紹介 高知ファミリークリニックの取り組みは、くぼかわ病院産婦人科の母乳育児支援の取り組みを踏襲している が、まだ十分にはできていないものもある。すなわち、外来では、分娩予定日決定時に冊子「お母さんと赤ちゃんのための母乳育児」を差し上げ、その後ソフロロジー式分娩準備の指導(ビデオ、CD、健診時の説明、 ソフロロジー教室など)、2冊の本「新母乳育児なんでもQ&A」「抱かれる子どもはよい子に育つ」購入の勧め、赤ちゃんの生活リズムに合わせた遊び方・寝かし方の説明(冊子「快適な育児のコツ」)などはできているが、妊娠中の乳房・乳首のチェック、妊娠9ヶ月での分娩台体験(実際に分娩台に乗っての分娩シミュレーション)、ソフロロジー教室以外の内容の母親教室などはできていない。 分娩入院後は、家族立会い分娩の勧め、カンガルーケア、出産直後からの母子同室・頻回授乳、人工乳・糖水追加基準、家族(夫・上の子)の宿泊の勧め、授乳姿勢の見守り・指導、退院後の生後2週間健診などにより、母子の絆・家族の絆形成の支援および母乳育児成功へとつなげている。 1月17日開院から7月末までの分娩数は67件であり、その母乳率は次の通りである。 退院時母乳率 92.5%、生後2週間健診母乳率 89.6%、1ヶ月健診時母乳率 88.1%、 1ヶ月健診時完全母乳率(生後母乳とケイツーシロップ以外は投与していないもの) 83.6%であった。 2.乳房に対するケア まず、ビデオ「乳首の手入れ?乳管開通操作?」(日本母乳の会)を視聴した。次いで、くぼかわ病院の松下師長からくぼかわ病院でのケアの内容および事例報告があった。その後各出席者から発言があった。その内容を簡単にまとめると以下のようになる。 1. 妊娠中の乳房・乳首のチェックはあった方が良い。 2. 乳管開通操作、乳首・乳輪部を柔らかくする手入れは大事。 3. 産後は正しい授乳姿勢(児への乳首の適切な含ませ方)の見守り・指導が母乳分泌・乳頭亀裂予防のためにも重要。 4. 出産直後からの頻回授乳、 5. 乳房の基底部剥離手技に通じると思うが母親自身が行う(肩甲骨を動かす)上肢・肩の運動、などがポイントとなる。 一旦乳頭損傷(びらん、亀裂)が生じた場合の対処としては、 1. 基本的には授乳しながら治していく、 2. 傷の治癒には湿潤環境が大事であり、授乳後、バーユ(純馬油 80ml 1050円など)やラノリン(商品名ランシノー)を塗り、ラップを小さく切ったものを上からかぶせておく。どちらも赤ちゃんの口に入っても安心な成分なので授乳のときはぬらしたガーゼなどで軽く拭けばOK。簡単には母乳で湿らせてラップしても良い。 3. 赤ちゃんの上あご・下あごの方向が傷に当たらない向きに抱く。 ![]() 4. 乳頭保護器が有用な場合もあるが、その場合も短期間の使用にとどめるように注意する。 などが基本となる。また、乳腺炎で乳房の熱をとるためには、冷やしすぎは絶対だめで、穏やかに熱を取るのがよく、里芋湿布、じゃが芋湿布、キャベツの葉などを用いる。
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