こうちぼにゅうのかい
高知母乳の会
書記局便り
皆様に「高知母乳の会」の活動内容の概要をお伝え致します
発行日
2003.10.17
担当:竹内喜美恵

2003年1月28日(火)PM7:00〜9:00
第1回母乳育児検討会:<テーマ>「なぜ母乳育児をすすめるのか?」・<出席者>20名


<概要>・小児科田村医師の問いかけから始まり、出席者全員の質問やら意見やら疑問やら次々と出されました。「おしゃぶりは赤ちゃんの鼻呼吸を促すからいいんだ、と言われたことがあるが?・・・」、「自分は、母乳でいきたいなあ・・・と思いつつ人工乳を足す、という風だった。」、「私達は、お母さん達が自分のしている事に自信が持てるようにサポートする事が大切だと思う。」、「母乳に対しての気持ちは、子どもとの繋がり方として、今までおなかの中に居て外に出たら、おっぱいで繋がりたいという気持ちでした。」「母乳育児は自然な姿なので、見ている父親も幸せな気持ちになれる。母親も・・・なんとも言えない幸せな気持ちになる・・・こういう風に母親になってゆく。産んだから母親になったのではなく。」「お母さん達は、自分の力で自然に産むことで、自然に母乳育児を選んでゆくと思います。自然に産めたら本人自身が選択するんだ、と私はそのお母さんを見ていて教えられました。」「大病院に居た時は生後すぐに母親と離れ離れにされ、ようやく母親のそばにきた3日目ごろには、黄疸が・・・と言われまたまた母乳から切り離される姿ばかり見てきた。助産院で研修していた時、ほとんどの児が母乳なのに病院に居た時よりずっと黄疸が軽かった。また、病院ではあれほど難しかった母乳が、助産院ではいともやすやすと出来ているのがなんとも不思議だった。」「産科医が母乳のフォローをしないのは何故かなー?」「友人の3人目の子が生後7ヵ月の時、ある小児科医に、7ヶ月でまだ母乳を飲ませているんですか、3人も育ててまだわかってないのか、もう栄養ないのにやめなさいといわれたと言っていた。まだそんな事言っている小児科医が本当にいるんですか?」等々・・・。
全てに明快な答えが得られる訳ではないけれども、それぞれの胸に理解と共感と教わりがあったように思います。


2003年3月4日(火)PM7:00〜9:00第1回運営委員会

今後の活動内容の検討、日程の確認、会報の回数・必要経費などが検討されました。


2003年3月25日(火)第2回総会・第2回母乳育児検討会<テーマ>「産後の母児同室」<出席者>22名
総会に続いて検討会は、3ヶ所の施設からそれぞれの母児同室への取り組み方が発表された。1.くぼかわ病院の母児同室の現在の取り組みとそのフィードバックが様々な集計資料と共に示された。 2.高知赤十字病院が、フリースタイル出産と母児同室に取り組み始めてからの出来事が報告された。 3.嶺北中央病院からは「LDRでの母乳育児の取り組み」が報告された。取り組む前の研修・準備の様子から「やれることから始めよう!」とスタートし、始めてからのお母さん達の反応、スタッフの感想が語られた。


5月18日「国際助産師の日」には、「高知母乳の会」から協力ということで小児科田村医師が無料相談コーナーを担当しました。


6月24日(火)第3回母乳育児検討会<テーマ>「母乳育児の歴史」<参加者>17名
<概要>助産師2名から「母乳育児の歴史」を考える手がかりとして、「なぜ日本では戦後20年足らずの短期間の間に、人類が数百万年もの間続けてきた母乳育児を見失う事が起こったのか?」という疑問に対する答えを探すための資料が提出された。発表の後、活発な意見交換が行われたが、議論がかみ合わない場面も多々あった。しばらくして、「人工乳というもの」に対する認識に参加者それぞれの間に温度差があることにお互いが無意識であった事がかみ合わなかった原因ではないか・・・と感じられたことだった。担当者としては、今後もこの調査は継続するつもりです。次は「人工乳の添加物」を調べる予定です。


9月16日(火)PM7:00〜9:00 第4回母乳育児検討会<テーマ>「卒乳について」<参加者>18名

<概要>今回はうれしいことに、高知新聞のお知らせ記事を見て5人のお母さんが初参加されました。発表者の石田さんから10名のお母さん達の「卒乳」についての手記が皆に手渡され、またその場の参加者からもそれぞれの体験・迷い・疑問・思いが語られました。話の中心は「母乳はいつまで飲ませたものか・・・、どんな風にやめたものだろうか・・・、子どもにとっての良い時っていつどんな時?」という事と、「母乳を続ける事に対する周りの対応に戸惑いを感じる事が多い。自分自身もいまひとつ自信が持てない。誰に相談すればいいのか?・・・」という事でした。 答えが見えてくるまでこのテーマも継続のようですね。


10月2日(木)PM7:00〜9:00 第2回運営委員会
今後の日程が検討された後、「母乳育児検討会」という名前をもう少し柔らかい名前にという希望があり、「定例会」とか「定期集会」とかにしましょう・・・という事になりました。




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