妊娠中からの母乳育児への関わり、どうすればいい?
  母親教室で妊娠中から母乳育児に関するコースを設けて、母乳率を向上させようとする取り組みについて、様々な医療機関や保健センターで行われている内容が紹介され、議論されました。また、母親教室への出席率の低さも話題となり、開催曜日を平日以外に設定することや妊婦健診時に助産師が個別に関わることなどの提案がありました。
  また、母乳について指導したり、母親の意識を向上させるといった医療者の発言が相次ぐことに対して、「指導」といった姿勢ではなく「支援」という姿勢が重要なのではないか、というコメントがあり、多くの人が援助者としての自分のスタンスについて考えさせられたことと思います。

母乳のマッサージ技術の勉強の場に!
 母親たちは助産師に乳房マッサージの確かな技術を持って欲しいと願っており、助産師自身も勉強したいと願っているため、定例会などでぜひ母乳のマッサージについて学ぶ場を設けてほしいことや、母親自身も、助産師のマッサージに頼るだけでなく、おっぱいのトラブルを未然に防いだり、自分の体をうまくメンテナンスできるような学びができたら、もっと母乳育児を続けやすくなるのではないかという提案がありました。

皆さんから出された、これらの貴重な意見や提案を、ぜひ今後の高知母乳の会の活動に活かしていきましょう!



● 今年の秋の講演会は 熊手麻紀子さんに決定!●●●

今年の講演会は、出産・子育て支援活動/ファシリテーターの熊手麻紀子さんをお呼びすることになりました。
一般のお母さんや医療者向けの様々な講座・イベントの主催や講師としてご活躍され、かながわ母乳の会でも活発に活動されています。さらに素敵な著書も出版されている、スーパーお母さん。 皆様きっと、たくさんの元気をもらうこと間違いなしです。どうぞご期待ください!

〜熊手さん著書のご紹介〜
『だから日本に助産婦さんが必要です』助産婦を応援する会  くまでつうしん 自主出版 2001年 ¥1500
『となりのミドワイフ -お産を元気にしてくれる人-』 熊手麻紀子著 さいろ社 1,200円+税
『おっぱいの宝箱 <母乳育児体験文集>』 育児サークル「赤ちゃんとママの集いTeaParty」編・著 豊倉助産院発行 自費出版 2005年 \700

ホームページ http://www.kumademakiko.com/ に様々な情報が載せられておりますのでぜひごらんください。



● 助産師教育の充実を求める署名活動ご協力のお礼●●●

 このたびは「高知県の助産師教育充実を求める会」の署名活動へのご理解・ご協力をいただき、まことにありがとうございました。総合看護専門学校の閉鎖に伴い、高知県から1年間の助産師養成課程が無くなり、高知女子大学の4年間の看護教育の中での助産師養成に移行する問題について、私たちは1年以上の教育課程の存続を求めて署名活動を行なって参りました。1ヶ月という短い期間ではありましたが、「高知母乳の会」の皆様にもご協力いただき、2048名もの多くの方々にご署名いただき、皆様の関心の高さや、この活動の意義を改めて考えさせられました。
2月16日に再度、知事に面会し、皆様からいただいた署名を届けて参りました。新聞・テレビ等の報道でも取り上げていただき、多くの方々にこの問題を知っていただけたことと思います。
残念ながら、まだ、こうした要望に関して納得できる回答はいただけていません。今後はさらに関係部所の方々との話し合いをもち、当事者の立場から高知県の助産師教育の充実に向けて働きかけていきたいと思います。
これからも、より幅広い出産・育児環境の充実を目指して、「高知母乳の会」の後援をいただきながら、「どうする?日本のお産プロジェクト ディスカッション大会in高知」を開催させていただくことになりました。このプロジェクトは母親・産科医・小児科医・助産師などの有志で結成された全国的な活動で、横浜・埼玉・仙台・大阪などの大都市で順次開催予定のものです。先日の定例会での皆様の活発なご意見をお伺いし、ここ高知でこそディスカッションが必要なテーマであることを痛感し、高知での開催が実現することになりました。
皆様、どうか高知母乳の会講演会と合わせて、ディスカッション大会にもふるってご参加ください。

「高知県の助産師教育充実を求める会」 代表 田嶋由美





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