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こうちぼにゅうのかい 高知母乳の会 |
第34号 発行日 2011.4.1
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発 行:高知母乳の会 会 長:福永 事務局:田村こどもクリニック |
〒783-0006 高知県南国市篠原1459-1 TEL088-863-0723 |
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【東北地方太平洋沖地震による災害のお見舞い】このたびの東北地方太平洋沖を震源とする地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。1日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。 高知母乳の会 ●●定例会報告●● 今回の高知母乳の会定例会では、現在1歳5カ月の男の子を子育て中の西尾さんに「母乳育児をしてよかったこと、たいへんだったこと」というテーマでお話をうかがいました。当日は西尾さんご自身も家族ぐるみで定例会に参加して下さり、ご主人さんたちがお子さんの相手をしているそばで、子どもさんの成長を楽しんでおられるスライドをたくさん見せていただきながらの和やかな会となりました。お話の一部を以下に掲載いたします。 母乳育児を通して自分自身が考えたこと・学んだことをお話しさせていただきました。 母乳の良さをお話しますと、@夜の授乳が楽になった A赤ちゃんの精神安定剤になっていて、泣きがすぐ止まる B消化吸収がよく、理想の栄養や免疫物質が含まれているので病気しにくく、病気になっても重症化しにくい C授乳が簡単で、適温・清潔・安心であり、外出も気軽にできる と私は経験して、そう思っています。また、東北関東大震災などの大きな災害に見舞われた時も母乳は最大限の威力を発揮するのではないでしょうか。それから、母乳を吸うということが母親の産後の体のケアにもつながり、母子間の良いスキンシップにつながっていると感じました。夜泣きは耐えられない…と思ったときに何度母乳に助けられたことか。「3つ子の魂100まで」ではないですが、乳幼児期の体験というものは大人が考えている以上に大切で、母乳をあげることは、なにもしゃべらない子どもにとっては大きな財産ではないでしょうか。 しかし、母乳の良さは知っていても、簡単には母乳は出ません。痛みに堪えながら助産師の指導のもと、初めて母乳を飲ませられました。その時は本当に嬉しかったですし、頑張ろうという気持ちになりました。そして、自宅での母乳トレーニング…これは母親になる試練だと思うくらい大変でした。我が子の大泣きする様子で、自分の体調が悪くなる…そんな気分の毎日が続き。でも1カ月頑張ればだいぶ楽になりました。それからは、しばらくの間、本当に随分と母乳の有難さを感じました。水ぼうそうにかかった時も、離乳食を食べない代わりに母乳をよく飲み、風邪や体調の悪い時も、母乳があると思ったら、より楽に対応でき母乳の良さをいつも実感しました。 |
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