●リレー投稿:絵本●

 我が家では毎晩絵本の読み聞かせをするようにしています。「ママ(パパの時も)今日はこの本」と布団に・・・。そしてさっきまで騒がしくしていた子供たちが私の腕の枕でとっても真剣に絵本を見てくれます。また、親のほうも子供を叱っていたり、イライラしていてもわが子と布団に入って絵本を読んでいる間に徐々に穏やかな優しい気持ちになってきます。
 わが子の通っている保育園では時々絵本便りが来るのですがその中の一部をご紹介します。

 保育園では、各年齢に応じた月刊絵本を取り入れています。月刊絵本は値段も手ごろで、来月はどんな絵本が届くかなという楽しみもあり、毎月、いろんなジャンルの絵本に出会えます。クラスのみんなが待っている月刊絵本。「先生、○○本読んで!」と自分の絵本を読んでもらう時の子供の目は輝いています。心をこめて読み聞かせることは、知らず知らず、子供の心に届く言葉がけをしているのです。このような心に届く言葉の積み重ねの中で、心豊かな子供に育っていくのではないでしょうか?でもどんなに良い絵本が身近にあっても読み聞かせてくれる大人がいなければ子供たちは豊かに育ってくれません。赤ちゃんにおっぱいをあげるような感覚で抱っこして読み聞かせすることにより、温かい膝のぬくもりが伝わり、耳から心のこもった言葉が聞こえてきて、それが心の栄養になるのではないでしょうか。子供のころ、「むかーし、むかし・・・」と昔話を聞かされたのを今でも覚えていませんか?小さいころに身近な人からお話を聞いた経験は、いくつになっても心に残っています。「絵本を読んでいれば大丈夫」と作家柳田邦夫さんは、子育てをする人に出会うたびにいっているそうです。少しの時間でも、絵本をしっかり抱っこして読んであげてください。本は人から人へと語り継ぐ、時代を超えて残る宝物だと思います。

我が家での人気の絵本は
「おやおやおやさい」野菜がマラソンするお話なんですが言葉のリズムが良くて、そのページを開くだけで子供たちがそのページの文を覚えてしまい、私が読むのと子供たちが読むのと競争です。手軽に読め、寝かしつけるのが遅くなったときに率先して読んでます。
そして私が好きな絵本は「いいこってどんなこ」この本はわが子はあまり好きではないのですが、私の独断で時々読んでいます。時々読むことで反省したり出産した時の子供への感情を思い出させてくれます。
またみなさんにもお気に入りの一冊があるのではないでしょうか?
どこかの講演で講師の先生の子供さんが結婚されるとき小さい時に読んでいた絵本も嫁入り道具としてお持ちになったそうです。そのとき「この絵本にはお母さんの声がたくさんつまっているからもっていく」とおっしゃったそうです。
私にはそこまではできないかもしれませんが、こどもが絵本を手にしたときふと幸せな気持ちになれる手伝いができればと思っています。
いろいろな絵本を読んで子供たちとともにこころ育てをしていきたいです。   (匿名希望さん)


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