* 田村こどもクリニック~クリニックだよりNO.176
NO.176 2025・03 前のページ 次のページ index top
うぐいす 弥生3月になりました。“桃の節句のひなまつり”、“桜の開花でお花見”、“卒園・卒業式”など行事が多くある月ですね。 また年度末の締めくくりの月でもあります。“1月はいぬる2月は逃げる3月は去る”・・ これは行事が多くて忙しく早く過ぎ去ってしまうことを表したことわざですが、まさにその通りですね! 毎日があっという間に過ぎ去って行くことでしょう。 気候も三寒四温と呼ばれる時季で、寒い日温かい日を繰り返しながら“春”に向かって行くのですが、 今年も気温差が激しくなりそうですので、体調管理には注意が必要です!


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田村院長コラム つくし


妊娠・出産したら、ほとんどの女性は母乳で育てたいと思います。“赤ちゃんに優しい病院(BFH)”での母乳率は約80%です。 当院初診時0歳児の母乳率は2017年頃は60%でしたが、最近は40%台に下がっています。 なぜでしょうか?原因のひとつは“総合病院での出産”です。 特に高知県では個人の産科が極端に減少して、総合病院産科での出産がほとんどになりましたが、総合病院小児科では助産師はおらず母乳相談はしていません。 市町村では新生児訪問をしていますが、助産師は極少なくほとんどは保健師です。 保健師は母乳に関してはほとんど知らず、かつ新生児訪問の目的は“母親の産後うつ予防”が第一です。 母乳を出す方法は知らず、人工ミルクを過剰に飲ましていても”お母さんが良ければOK”としますので、母乳は止まってしまいます。 かわいそうなのは人工ミルクにしている母親のほとんどが”私の母乳は出なかった”と、自分のせいにしていることです。 私たちが見れば”お母さんは悪くない、産科医の指示不足・助産師の腕不足・小児科乳児健診に助産師がいない”からです。
 母乳育児をしたい方は出産後できるだけ早く来てください、100%は無理ですが、80%は母乳でいけるようになりますので。


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~今年も到来!つらい花粉症の時季!~


スギ花粉 日本人の二人に一人が花粉症と言われ、低年齢のお子さんも発症している国民病。 花粉が体内に入り鼻水・鼻づまり・くしゃみや目のかゆみなどが起こるが、原因はスギやヒノキ花粉が有名(他にもあり)。

●治療は薬で症状を抑える対症療法・・
個人に合わせた漢方薬もあり!ご相談を!

●花粉をなるだけ入って来ないようにするためにできること・・・
マスク・帽子・眼鏡をすること(目や鼻や口からの侵入を防ぐ)
家に帰ってきたら服についた花粉を玄関先で払い落す!(家に入れない)

●花粉症を悪化させるNG習慣とは?
✕睡眠不足・夜更かし
✕オーバーワーク
✕ストレスをためる
✕アルコール・タバコ
✕入浴はシャワーで済ませる
※自律神経の乱れ、免疫機能の低下、ホルモンバランスの崩れなどで悪化する‼






これから旬を迎える春キャベツはいかが
【ビタミンC(外葉と芯の周り)やカロテン(外葉)や食物繊維が豊富】

春キャベツ 《選び方》
春キャベツは巻きがふんわりして軽いものが良品。切り口がみずみずしく、割れたりしていないものを選びましょう。

《保存方法》
丸のままはビニールに、カットしたものは切り口が空気に触れないようラップし野菜室へ。 すぐに使いきれない場合は芯を切り抜き濡らしたキッチンペーパーなどを詰めておくとよいでしょう。

《料理》
回鍋肉・お好み焼き・ロールキャベツなどがおススメ‼

《プチ情報》
・古代ギリシャ時代から食べられていた野菜のひとつで、ケール(青汁の素)の葉が変化し結球したものが現在のキャベツです。
・軽い乳房痛にはできるだけ緑色の濃い葉(外葉)を直接痛みのある箇所にあてると痛みが軽減します。

<栄養士:山崎>








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