NO.102 2011・06・01 前のページ  次のページ index  top
  
『母乳増量マニュアル』が完成し、出版されました!!

 母乳に関する本は、数多く出版されています。産科医、小児科医、助産師、母親自身、育児サークルなど、それぞれの方がそれぞれの立場で書いています。しかし、今までの本や指針は“生まれた時にどうするか”が中心でした。あるいは情緒的なことでした。
 「母乳増量マニュアル」この本の特徴は、産科を退院した後、ひとり悩んでいるお母さんがどのようにすれば母乳量を増やし、人工ミルクを中止し、母乳育児を継続できるのかがわかりやすく書かれている点です。
 母乳は出ていると思っているのに、赤ちゃんがよく泣くからとミルクを足しているお母さん、母乳量が少なくてどうしたらいいのか悩んでいるお母さん、母乳で育てたいのに人工ミルクを足しているお母さん、上の子が人工ミルクだったので今度こそは母乳で育てたいと思っているお母さん、そしてその母親を見守っているお父さん、医療従事者の方、地域の支援者の方、この本はまぶたから鱗を落とすぐらい役に立ちます!!妊娠・出産の“お喜びプレゼント”としても最適です。
 尚、この本は当院受付で売っていますが、下記書店でも購入できます。
田村こどもクリニック母乳育児相談室発行 
株式会社飛鳥制作  定価500円 
クリニック以外には、金高堂本店 朝倉店 宮脇高須店 富士書房
興文堂介良店 TUTAYA南国店で購入できます。店頭に見当たらな
い場合は、店員さんに聞いてみてくださいね♪
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えっ あせも?

 季節が移り、大人の私たちも「今日は暑いねぇ」という日があります。子どもたちは、汗っかき。今から秋になるまでは、汗疹(あせも)も気になりますね。桃の葉風呂など昔ながらのあせも対策もありますが、普段からあせもができにくい生活にしてあげるのも大切です。
① 生後1か月を過ぎたら、
着る服の枚数は大人と同じか一枚少なめに♪
② たくさん汗をかいたら、水分補給とシャワー♪
③ お出かけ荷物に着替えを入れて、汗をかいたら着替えよう♪
④ かゆがったり傷ができたり、ひどくなったら一度、受診を♪
お洋服がぬれてるときは汗だよ。もう少し薄手のお洋服だといいな。

汗疹(かんしん:あせも):皮膚にある汗腺(汗の出るところ)が大量の汗や、皮膚についた汚れや小さなゴミ、日焼けでつまってしまうと、汗が出にくくなり汗疹になります。もともと子どもたちは私たちよりも新陳代謝が活発なので汗をよくかきます。汗をかきすぎないように服の枚数や薄さを工夫してみましょう。汗をかいたら着替えやシャワーをし、皮膚を清潔にしてあげて。
子どもたちもお水遊びで楽しんで、気持ちよく暑い季節を乗り越せたらいいですね。また、ベビーパウダーなどは汗腺をふさいだりもしますので控えましょう。健康な皮膚には何もぬる必要はありません。

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*田村こどもクリニック*
http://www.inforyoma.or.jp/tamkocli/