NO.109 2012・12・12 前のページ  次のページ index  top
 師走に入り、寒さも本格的になってきました。クリニックでは感染性胃腸炎のお子さんも増えてきました。何かと気忙しい時期だと思いますが、しっかりと感染予防・寒さ対策をして、体調を崩さないようにしましょう。
うがい 帰ってきたら・・・
   やりましょう!!
手洗い
「ことば」や「かかわり方」の相談「発達・ことば外来」を始めます!          
 子供の言葉が遅い・精神的な発達が気になる・集中できない・じっと座っておれない・眼を合わせない気がする・友達と上手に遊べない・この子を見ていると自分がイライラする、など・・・の相談は健診や病気で来院された時にちょこっとお話していますが、じっくりとお話しする時間がなくて、不安を抱いたまま3歳児健診や保育所で指摘されている方がいます。
 このたび言語聴覚士で、養護学校などでの実践も長年された下元先生に、これらの相談を受けていただけるようになりました。月に1回ですが、1人30分~1時間かけて保護者の方の気になる点をお聞きし、子供の様子を観察し、問題点があるのか、どうしたら子供ともう少しうまくやっていいけるか、医療機関にかかる必要があるのかなどを一緒に考えていきます。
 上記のような、お子さんの精神的な事・言葉の事などで悩んでいる方は職員にお伝え下さい。予約をとってかかるようにしますので。


[発達・ことば外来]毎月1回(第1)木曜日 午後1時~2時半 担当・下元史子先生
<下元先生の自己紹介と経歴>
 はじめまして、下元史子と申します。この春まで特別支援学校で、言語聴覚士の視点を生かしながら教諭として、子どもたちの支援にかかわっておりました。子どもたちから、たくさんのことを教えてもらいました。退職後は、ことばやコミュニケーションについて、困っている子どもさんやその保護者の方の相談に乗ることができないかと思っておりました。
この度、田村こどもクリニックでそのお手伝いができることになり、嬉しく思います。お子さんのことばやコミュニケーションに心配をお持ちの方、生活の中でお子さんとのかかわり方でお困りの方、当院にご相談ください。一緒にお子さんの発達を支えていけることを願っております。

●資格・・・言語聴覚士
●経歴・・・国立身体障害者リハビリテーションセンター学院・
聴能言語専門職員養成課程卒業
元高知ろう学校および高知若草養護学校教諭(通算32年間)

★些細なことでもかまいませんので、気になることがありましたらスタッフにお声をかけてください。(下元先生はとても優しくお話しされる方です。日頃心配していることをお気軽にご相談ください。)

 学会に行ってきました!のつづき 飛行機画像
横浜町並み


               移動中
 8/25~8/26開催の「日本外来小児科学会」に参加してきました。前日に横浜入りをして赤レンガ倉庫や、なぜか宿泊ホテル前にある資料館で開催していた“黒船来航”で有名なザビエルについて観光しました。(^^)(笑)
学会は2回目の参加でしたが、昨年同様少々緊張していた私。セミナーは“あまえ療法”で有名な沢田敬先生主催のものを受けました。沢田先生はNPO法人「カンガルーの会」の理事長の傍ら、全国各地で小児科医や保育士らを対象に研究会や講演会を行っているそうです。
「子どもは甘えを通して“愛されている・認められている”と感じ、安心感を得ることで感受性豊かな子に育つのではないか」とありました。親子関係において相互の信頼があれば子どもは素直に甘えるし、子どもの頃に素直に甘えていればいずれ甘えを卒業して自立への道を歩むことができるとも。
 近頃のニュースの加害者たちは、乳児幼少期にしっかり甘えることができなかった人たちがいるのでは?と思うようになった私です。私自身も現在子育て真っ最中ですが、今後の子育てには今回の話を思い出して、子どもと向き合っていこうと感じました。               事務 奥崎

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*田村こどもクリニック*
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