NO.117 2014・04・01 前のページ  次のページ indextop
あちらこちらで桜が満開になりつつあります。
今年は高知が全国のトップをきっての開花となりましたね!
気温の上昇とともに服装も軽やかに、
そして気分もウキウキしてくる季節です!*(^^)*
田村先生より ~託児所症候群とは?~
今までに自宅保育をしていた子が、保育園や託児所に行き始めると病気を次々ともらってきます。特に0歳からの託児所は子どもにとっては“命がけ“になっています。これを託児所症候群と名付けてみました。

普通の子が“風邪を引きやすい”原因は3つ
託児所・人工ミルク・タバコ。母乳には免疫を上げる作用があり、人工ミルクより少ない量で同程度の栄養あり。タバコは毒ガスと思って!吸う本人や、周りにとっても良い事はひとつもなし。

<症状は?>
よく熱を出す・・・熱がひいても十分体力が回復する暇がない為、次の病気を跳ね返すことができず、またすぐ熱を出してしまう。
ゼーゼーと咳をする・・・小さな子ほど“体はひとつ”。のどの熱が気管支に行き、さらに先の細気管支炎を引き起こす。0歳から託児所に行くと、この細気管支炎になり、入院することもあります。
中耳炎を繰り返す・・・のどの奥と耳は耳管でつながっています。のどの炎症が耳にきて、中耳炎を起こします。中耳炎も軽ければ自然治癒しますが、繰り返すと滲出性中耳炎になります。
鼻汁が出る・・・鼻が出るのはアレルギー性鼻炎か副鼻腔炎(ちくのう)。託児所症候群で起こすのは副鼻腔炎で、ほとんどは自然治癒となるため、鼻汁だけで生活に支障がなければ、気にしなくても良い。(鼻汁に効くという薬はありますが、ほとんど効かない) 

<治療は?>
1.原因の除去(1歳まではできるだけ仕事を休む・母乳を極力やめない・タバコ禁止)
2.安静
3.予防注射
4.

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 上手に使おう!スマートフォン
~日本小児科医会が注意を呼びかけ!~
 
テレビ・パソコン・ケータイなど、現代は便利な機器があふれています。近頃はスマホにも子育てアプリがあるほど。
しかし注意が必要です!
乳幼児は、親とふれ合ったり、五感を使った遊びをすることで、健全な発育が促されます。スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、長時間、絵本や歌のアプリで遊ばせたり、アニメの動画を見せたりするケースが増えていて、子どもの健全な発育を妨げるおそれがあります。
お子さんの健やかな育ちについて、ご家族で考えてみませんか?

 編集者のひとりごと
この春、入園・進級されたお子さんも多いかと思います。おめでとうございます(^^)/。この時期のお子さんの回りはたくさんの新しいことばかりで、環境が大きく変化する時期でもあります。慣れるまではきっとお疲れモードになるはずです。(大人でも、新たな職場やその場所での人間関係には気を使うのですから、小さなお子さんはそれ以上では?)
自宅に帰った時には、ギュッと抱きしめて、話を聞いてあげたいですね(^^)。何よりも大切なことは、家庭は子どもにとって安心できる場所でないといけないのですから。パパさん、ママさん!お忙しいでしょうが、お子さんとのいちゃいちゃタイムを作りましょうね?・・・( これ、我が家の年間課題のひとつです)

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