篠原

 前回の吉村さんの講演を聴いて、色々な話の中で山村でのお産の話にひかれました。お産が始まったら隣近所の女達が協力しあうとか、夫、姑は席をはずすことが当たり前になっているとか、お産の後も、穀物中心の食事で皆母乳育児が出来ていたとか、昔ながらのお産の姿がそこにあるように思いました。今は色んな情報がすぐ入ってきてとても便利ですがほんとのところどうなんだろう、と迷うことも多いです。例えば、授乳と夜泣きの関係とか、授乳と流産の関係とか、様々な意見がありますが、昔はどうだったんでしょうか?昔のやりかたが全てとも思いませんが、とても痛いお産や、時に辛かったり、大変だったりする育児に関する昔ながらの知恵が世代をこえて伝わっていけばいいなと思います。




母乳育児の体験談             藤村

 アニタ助産院の竹内助産師に「ちょっと、あなたの母乳育児体験談を今度の総会で話してくれないかな〜? 陥没乳頭の人たちの励みになればと思ってさ」という声をかけていただき、二人の子どもをとりあげてもらった竹内さんの頼みとあらば、断ることはできないな〜と、その場で「分かりました」とお返事しました。
 内心では、できるかな〜という不安もありましたが、いざ話す内容を文章にしてみると、母乳育児のみならず、自分の育児そのものを振り返る契機となり、おっぱいをたっぷり飲むという普通のことが難しかった長男がさらに愛しく感じられ、「お兄ちゃんに感謝やね?」と長女を抱きしめながら母乳で育てることの幸せを再度実感できました。
 総会での小松助産師のお話、その後の吉村先生のお話はとても分かりやすく、興味深く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 出産に向けて変化していく、女性の体の神秘。ほんとうの陣痛。また、子育ての話などは真っ最中のことでもあり、保育士をしている私にとってはまさにスッポリ入り、うなずけることばかりでした。
 これまで会を欠席しがちでしたが、こんなに面白く、ためになる話を聴けるのなら、もっとまじめに出席すればよかったと反省しつつ、次回からは積極的に参加したいと思ったことでした。











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