◆地域のみんながつながる「つどいの広場」 ![]() 今のお母さんたちは、なんでも数字で確認しないと不安だったりします。病院でもおっぱいを飲ませるたびに体重を測って飲んだ量を計算したり、いつも数字で評価されるからか、様子を見るということができない。「ぼちぼちでいいんだよ」「このくらい子どもがふっくらしとったら問題ない」「絶対おっぱい足りとる」などと言ってくれる場所がない。でもこの広場では「大丈夫」と、お母さん同士で言い合って確認ができるんです。 もうひとつ、この広場を作るにあたって、地域のみんなが手をかけて協力してくれたおかげで、その後も気にかけてくれるんです。商店街で買い物しているお年寄りも、子どもたちと接して涙を流して喜んでくれる。地域の人がかわいがってくれて、非常にいい関係ができています。 ◆企業とのコラボレーション「子育て応援タクシー」 子育て支援というと、何もかも行政のお仕事ではなく、地域にある企業が変えていけることもあります。今、企業の人たちに、母親の目線で提案していこうと活動しています。 ![]() そんな企業とコラボレーションのひとつが、交通バリアフリー大賞に選ばれた「子育て応援タクシー」という事業です。 お母さんたちが、タクシーを利用していやな思いをした体験や、「子どもだけでタクシーを利用する時に、いろいろ気をつけて声をかけてくれると安心できるのに」という声がきっかけでした。「これってタクシーが変われば、変わるんじゃないか?」と思って、妊婦送迎編、子どもの送り迎え編、子どもだけ送迎・子連れ…などの企画書を書きました。 介護タクシーは介護保険があるけど、子育てには保険もなく、会社にはメリットが ◆お母さんと子どもの笑顔を中心に「おもしろおかしく」活動したい! こうした活動は、全部お母さんたちからの声からきているんですね。そうした声をひとつひとつ、ひろっていって、高知母乳の会でも、何かひとつでもやっていけば、「この会に関わってよかったな、面白いな…」と、目に見えて変わっていく面白 ![]() 「おもしろおかしく」、これが大切なのですね。それでいて当事者性を忘れないように、お母さんを中心に・子どもの笑顔を中心に活動していければ、ずいぶん子育ても、変わっていくのかな。 その中で伝えていける大事なことのひとつとして母乳育児があるのかなと思っています。 |