● 総会・講演会の感想●●●
私は、この10ヶ月の間に、趣が全く異なる2つの育児サークルに関わり、総会でその紹介をさせて頂きました。一つは、母親達の日常的な育児生活サポート(遊び場や母親同士の情報交換の場の提供・各種講習会の開催・育児情報の収集と発信など)を行うサークル。もう一つは、目的達成型で「イベント(育児中の家族のための年に一度の音楽コンサート)」を開催するためのサークルです。
 その活動を通して「たくさんの人の知恵と手を借り、大きな力を得れば、一人では出来ない事が実現出来る」事や、「ダメもとで挑戦し、諦めないで粘る」事の大切さを学びました。育児サークルの味噌はとにかく人のつながり=ネットワークにあり、ねばって作り広げていく事がとても大事なのです。 
 中橋さんの講演は、まさに、立場の違う人が繋がってゆき、お互いを理解し合い、地域社会がみるみる元気を取り戻していく内容で、ずっと頷きながら聞き入り、ぐいぐい話に引き込まれました。人同士の関わり合いが地域社会にあふれていれば、それが両親の成長をサポートし、両親と共に子どもを育んでいくのだと思いました。
 「タダの母親が社会を動かす。」普段これほど想像しがたいことは無いのかもしれません。しかし、特別な事ではなく、日々の暮らしの中で願うことを口に出し、お互いを気にかける関係を広げ、繋がることで変わっていくこともあるのです。子どもを介して関わった人の心を少し動かしてみたら、なんと果ては地域全体が元気になってしまう。私たちの誰もがそんな力を持っているのです。
 高知母乳の会にも関わりが出来ました。私の小さな力で少し押し引きしてみようと思います。その第一歩は既に踏み出しました。「中橋さんの講演で頂いた元気が消えないうちに、何か一つして下さい。」事務局からのアドバイスを実践してみました。いつか、何処かで皆さんの前で再びお話し出来ると良いなと思っています。  

育児サークル「スイミー」代表・母親 I 

「高知母乳の会」総会・講演会では、会場のあちこちで子どもが行き交い、会の最中でも子どもの声や笑いが聞こえていました。そういったほのぼのとした自然っぽい姿を楽しむことができるのも「高知母乳の会」ならではと思います。
さて、総会の助産師あいさつでは、今村朋子さんがご自分のごく自然な出産体験を熱く語られ、興味深く伺いました。自分で納得できるお産をする、自分で自分の子を出産する、この当たり前のことから、自分で子どもを育てるといった当たり前の意識に繋がるのではないでしょうか。
 講演会では、中橋恵美子さんが“輪母”について“ワッハッハ!”と豪快に語って下さいました。笑いあり、納得の頷きあり、うっすらと涙ありの一時間半でした。それにしてもパワー漲るすごい行動力!3人のお子さんのお母様ということも手伝い、迫力も満点。トークもお上手で、人を引き付ける魅力があるのでしょう。とても素敵な方でした。
『助産師さん、小児科医、産婦人科医、子育てサークルのママ達などがつどう「高知母乳の会」総会の講演会。香川には無いネットワークがあり、とても刺激を受けまたまた懇親会〜二次会へ。高知の女性達のなんと魅力的で明るくて酒のみなことか!ああ、楽し!子ども達はおばあちゃん家におとまり。体は疲れるけど人と会うことは大変な刺激と喜びです。』と、その日の夜中に早速、HP“えみこラム”に紹介されていました。
 中橋さん自身、子育てをしながら、おばあちゃんや周りから沢山の援助を頂いている身であるからこそ、このように数々の子育て支援が実践出来るのでしょうね。わははネットが実践されている様々な子育て支援を、「高知の子育て」にも是非参考にさせて頂きたいと思います。  

  助産師 H 

育児サークルからNPO法人を設立し、運営を続けている、それは単純に「すご〜い」事、でも縁遠いなぁというのが、講演前にもっていた私の思い。けれど講演で耳にした中橋さんの活動は、とても身近で、とても現実的で、希望にあふれた内容だった。普段、目にし、耳にし、感じている不便や不満が、未来を変えるきっかけになる、世の中を変えていくスタートになる、そうやって実際こんなに変わったんだとしっかり教えてくれた中橋さん。
私にも何かできるかもしれない、今までしようと思っても夢物語だよなぁとあきらめたり、子供がもう少し大きくなってからと後回しにしていた事柄たちを、もう一度考えてみようと思った。
もうひとつ、人との出会いやつながりは、何にも変えがたい財産だなぁと、あらためて思った。
 私は、当日座長の役割。緊張も不安も当日までの準備も、田村医師や夫とのやりとり、中橋さんとのメールもまた財産・・この機会に感謝でした。 

育児サークル「あにたん」代表・母親 I 

 昨日の母乳の会での講演内容を帰って主人に話しました。主人から「母親からいろいろ意見がでて、社会が子育てしやすくなっていかなければならないけど、整備はほとんどが女性のほうだけで、男女参画といいながらトイレのチャイルドキープなど女性のところばかりで、僕はトイレをするにもこまったよ。オムツを父親がかえるにしても場所が女性に比べると少ないし、女性は授乳室があって、赤ちゃんを休ませる場所があっても男性には赤ちゃんを休ませてあげられる場所が少ないし、そんな情報もなかなか入ってこないから、結局社会のハード面の作り自体が女性が子供を見るという形を作っているような気がする、子育てに関する社会への母親の意見が父親にも生かせてもらえればもっと当たり前に父親が子育てできると思うけど。」という意見がでました。母親とともに父親にも子育てに優しい社会になるといいなと感じました。

助産師・母親 H
 




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