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NO.135~2017・2~ |
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昔、専門家が食物アレルギーの治療に除去食を勧めました。湿疹が出るのは食物アレルギー、子供の好き嫌いも食物アレルギー、
胃腸・体調が良くないのも食物アレルギーとマスコミ・雑誌・学会で言われました。血液検査や皮内テストで反応があると完全除去を指示されました。
反応がなくても湿疹があれば,まずは卵・牛乳・大豆の完全除去食開始。湿疹が良くならなければ小麦・豚肉・米も除去を言われます。
この頃カンガルーやウサギの肉を食べている子もいました。真面目な・子供思いの母親は一生懸命除去食を作って食べさせていました。
家族皆の協力が必要と、他の家族も除去食です。その為離婚した夫婦もいました。 今・・・食物アレルギーはほとんどない、血液検査や皮内テストは実際の食物アレルギーとほとんど無関係、と言われています。 食物アレルギーは除去すると起こりやすい、食べさせたら起こりにくい、食物アレルギーをなくすにはその原因となっている食物を食べさせることが必要、となっています。 逆に、完全除去を何年も続けた子はアレルギーが増々強くなって、ちょっと食べたら呼吸を止めることが起こる確率が高くなっています。 交通事故に例えるなら・・・車の運転をしない、自転車に乗らない、外を歩かない、なら交通事故にあわない・事故が防止できる!!というのが昔の食物アレルギーの”治療”。 そんな事をしたら、車の運転ができず,自転車にも乗れず、外出しても安全な歩き方さえわからない大人になってしまいます。 普通は・・・車の安全な運転を練習する、自転車に上手に乗れるようにする,交通ルールを守って周囲に気を付けて歩くことを教える!!これが今の食物アレルギーの考え方です。 すなわち・・・無駄な食物除去をしない、アレルギーがある食物は少量から食べさせる(=経口減感作療法)、呼吸を止めるなどの重大な症状がない限り完全除去はしない。 食物アレルギーが心配なら離乳食の段階で卵・大豆・牛製品・ソバ・ピーナッツ(粉末)などを食べさせる、そうすれば食物アレルギーは少なくなる。 そして無駄なアレルギーの検査をしない事、です。 ちなみに・・・アレルギーの入ってくる経路は口・腸管からではなくて、皮膚から入ってくる!!というのが今の考え方です。 ですから赤ちゃんの皮膚はきれいに・しっとりとしておきます。汗をかかさず、合成洗剤はやめて、ワセリン・保湿剤で常にしっとりとしたお肌にしておきましょう!! |
![]() 1/19開催 ”高知おもちゃ病院がこわれたおもちゃを直します!” へのご参加、ありがとうございました!! この日は4名のおもちゃドクターによって様々なこわれたおもちゃを診察・治療していただきました。 4名それぞれのおもちゃドクターの職種は、元電気工学の教諭、元機械部品会社勤務、元大手ビール会社勤務、そしておもちゃ好き・・など多種多様な職種の方々で、 なぜこのボランティアに参加しているかの理由には、○1退職後のボケ防止に○2生きがいに○3人生経験したことを生かせる場・・・などと考えており、 また、”ただ無料でおもちゃを直す集まりではなく、人と人との繋がりを大切にしたい・・・と考える団体(集まり)であると言います。 持ち寄ってくれた親子には、“実際に現場でおもちゃを直す姿を見てもらい、直った時の喜び・感動を一緒に味わうことで、物を大切にする心も養ってもらえれば”とおっしゃいます。 ★電池を入れっぱなしにしないこと(=液漏れの原因になる) ★電池の入れ方が逆といったありがちな間違いや、 ★安価なおもちゃは修理を前提としていないものが多いので、直らないものもある、 といったおもちゃの基本的な取扱いについてなどもお話いただきました。 事前に持ち寄っていただいたおもちゃの数もドクターの予想より多く集まり、「忙しくなったなー^^」と、笑いながら持ち帰って直していただきました。 最後に・・・・ただの“おもちゃの直し人”ではなく、今の時代希薄になりつつある人とのつながりの大切さを教えてくれる“人生経験豊富な温かな先輩方の集まり”でした。 困ったことがあれば、人生相談できるかも?(^^) (おもちゃ修理希望の方はホームページでご確認ください) <事務 奥崎> |
*田村こどもクリニック*
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