2021・11 UPDATE     


良い点
1. 助産師がいる
助産師(=助産婦)とは"お産を助ける"と書いてあるので出産の時だけの働きと思っている方が多いようですが、助産師は正常な女性の身体全部に関しての専門家です。(ちなみに、異常=病気の女性の専門家は産婦人科の医師です。)
乳腺炎・断乳(卒乳)・生理・妊娠・出産・避妊のことなど、何でも御相談下さい。医者よりやさしく言ってくれます。

2. 母乳指導をしている
母乳で育てたいのに母乳の出が悪い(と思う)時はまず母乳を出す工夫をしましょう。当院では助産師と共同で、赤ちゃんとお母さんの両方を診ていきます。大部分の方はちょっとしたやり方で母乳が増えてきます。月に一回の母乳教室もあります。来て見て下さい。

3. 安心する・知能を刺激する乳児健診
赤ちゃんはみんな正常とは言えませんが、乳児健診は異常を見つける為だけではありません。できるだけいらぬ心配はかけないように、より正常に育つように、これから何をしてやるのか指導を含めて説明しています。運動で知能を刺激しますので発達月に応じた運動の仕方も教えます。医者に聞きにくかったら職員に相談されても構いません。健診のついでに予防接種の予定も立てましょう。

4.ことば外来がある
言語聴覚士が月1回”ことば外来"をしています。言葉が遅い、どもる、話し方が変などが言語聴覚士の対応分野ですが、 経験豊富な先生ですので、自閉症スペクトラム・多動症・学習障害など育児に困るお子さん全般の相談が可能です。
じっくり時間をかけてお話を聞き、子供の様子を診て、解決の方向を探っていきます。保護者講座でもお話しします。

5. 栄養士がいる
4ヶ月以後の乳児健診では離乳食のお話をします。
  授乳中のお母さんの栄養状態も大切です。食が細い子、逆に肥満の子の栄養相談もしています。

6. 検査技師がいる
簡単な検査は院内でしています。検査が必要と思う
時は午前中に来て下さい。脳波の検査は手間暇をかけて測定しますので、午後の予約制です。

7. 院内処方にしている
院外の調剤薬局で薬をもらうシステムが増えていますが、料金は1.3倍~2倍かかり、患者さんの手間も増えます。医院の経営の為には院外処方がいいのですが、患者さんの為には院内処方が良いと言えます。当院ではすぐに飲んだほうがよい薬は院内ですぐに飲ますことができます。

8."私のカルテ"(手帳)をお渡ししています 
子供の熱や病気の具合を書いてきていただく為に手帳をお渡ししています。保育園の連絡帳のように普段見ていない方が付き添いの時にも役立ちます。
 喘息の方には喘息手帳をお渡しします。他の医院へ行く時にもこれを見せれば紹介状代わりになり良く分かります。

9. 明細書をお渡しします
医療費は年令・保険の種類・初診再診・病気の種類・診察時間(時間外休日)などで違っています。さらに薬や検査が加わるし、保険外のものもあり、実に複雑になっています。当院ではこれらをできるだけ納得して頂く為に明細書を出しています。家族で医療費が多かった場合は税金の医療費控除にも使えますので御相談下さい。

10. 漢方薬を使う
熱をよく出す、中耳炎を繰り返す、アレルギー性鼻炎、夜泣きがひどい、時々腹痛を言うなどは漢方薬の方が効果的です。喘息も漢方薬を併用して強い薬を少なく使っています。小児科で使う漢方薬はそんなに苦くはないし、錠剤やカプセルの漢方薬もあります。

11. 精神が好き
私は小児科の中の専門は神経・運動発達ですが、精神科に興味がありました。子供の心身症は親の発想のちょっとした切り替えで良くなることが多いものです。精一杯気を張って生活している子供と尊敬して付き合ってみましょう。疲れたら御相談下さい。

12. イベントがある 
2階に20~30人集まれる部屋があります。ここでは正規の診察以外に、母乳教室・お誕生日会・離乳食ランチの会・保護者講座など育児支援になる催し物を企画しています。気軽に御参加下さい。

都合の悪い点

1. 外来だけ・入院施設はない
高知医療センター・JA高知病院・高知大などと連絡連携を取っていますので、入院が必要な時は紹介します。

2. 医者は一人
南国市の予防接種・健診・保育園の健診など午後1から3時まで出かけることがあるなど診察できない時がたまにあります。御協力お願いします。



*田村こどもクリニック*
http://www.inforyoma.or.jp/tamkocli/